菊水ラーメン|175°DENO担担麺を食べた感想。おいしいけど手間がかかるのが難点
担々麺といえば中国発祥の料理ですが、日本で流通している担々麺と大きく異なります。まず、汁がありません。汁なし担々麺しか置いておらず、汁がある担々麺は中国では流通していません。次に味が各店舗によって大きく異なります。お店によっては塩っ辛かったり、甘かったりと千差万別です。担々麺でお馴染みのゴマも入っていないお店は山ほどあります。
175°DENOの店主出野氏は本格的担々麺を作るために四川に修行に行って腕を磨いたそうです。四川だけでなく日本の名店でも修行をし、オリジナルの担々麺を生み出しました。それがDENO担々麺と呼ばれています。
今回は菊水が販売している「175°DENO担担麺」を食べてみた感想をまとめました。
目次
175°DENO担担麺はどんなラーメン?
175°DENO担担麺は店主の出野氏が四川や日本の名店を渡り歩き生み出した担々麺です。札幌に本店を持ち、その地域では爆発的な人気を誇っています。店の名物は汁なし担々麺で麺とタレを和えて食べます。もちろん汁あり担々麺も置いていますが、力を入れているのは汁なし担々麺です。
味は店主の出野氏が中国から厳選した花椒ともちもちした柔らかい食感の麺。秘伝のゴマダレとラー油も混ざり、非常に濃厚ですっきりした辛味が口の中を突き抜けます。元々、辛いのが苦手だった店主とあって、辛味の中の濃厚なコクとエビやカシューナッツなど辛味の中にもアクセントとうまみを加えた担々麺になっているそうです。
他のラーメン店では味わえない独特な担々麺として人気を博しているのです。
175°DENO 本郷三丁目店@本郷三丁目 https://t.co/QX8THRPc4e #tabelog pic.twitter.com/QgzgNy3rEO
— カリスの美味しいラーメン店 (@piro20001) 2019年6月14日
菊水の175°DENO担担麺の栄養成分と原材料
1人前(171.5g)
カロリー | 512kcal |
たんぱく質 | 19g |
脂質 | 18.2g |
炭水化物 | 65.5g |
食塩(麺) | 2.4g |
食塩(スープ、花椒粉末) | 4.6g |
カロリーが500kcal超えなのでチルドラーメンとしてはかなり高めの部類になります。食塩が麺とスープを合わせて7gと担々麺としては若干高めですね。
原材料
麺 | 小麦粉、醗酵調味料、食塩、卵白粉末、小麦たんぱく、植物油脂、かんすい、ソルビット、クチナシ色素、 |
スープ | ごま、醤油、みりん、醸造酢、チキンエキス、食塩、砂糖、豆板醤、ポークエキス、甜麵醬、酵母エキス、香辛料、酒精、カラメル色素、酸化防止剤、調味料、酸味料 |
辛味調味料 | ラー油、パプリカ色素、香料、酸化防止剤、 |
花椒粉末 | 四川花椒 |
スープに豆板醤やラー油など辛味原材料よりゴマや醤油などうま味調味料の方が多く入っているようです。勿論、辛味調味料にはラー油が大量に入っています。
菊水の175°DENO担担麺を調理
今回は汁なし担々麺ではなく汁あり担々麺になります。単純に汁あり担々麺しか販売していなかったからです。
パッケージから取り出し中身を確認してみたら、1人前「麺1袋、スープ1袋、辛味調味料1袋、花椒粉末1袋」入っていました。花椒粉末が別袋なので痺れが苦手な人には花椒の量を調整出来ていいですね。
作り方はスープを鍋で溶いてひと煮たちさせる方法とフライパンで炒めた挽肉とスープを混ぜる方法の2種類があります。菊水パッケージによると挽肉とスープを混ぜる方がおすすめだそうです。
私もおすすめに習ってひき肉を炒めてスープと合わせました。
麺は四角い中太麺。割と固くてゴワゴワしています。
麺は4分半~5分程度。ゆで時間は長めです。
ゆで終わった麺を器に移し、ひき肉と一緒に炒めたスープを入れます。最後に辛味調味料と花椒をふりかけたら完成です。
菊水の175°DENO担担麺を食べた感想
完成がこちら。麺は2人前茹でたので量がてんこ盛りになりました。スープの見た目は赤いですが、辛味調味料が鼻をつつく事はありません。
食べてみると麺はコシがあり辛味スープに負けていません。スープも豆板醤などの辛味の中にゴマや醤油のうま味が口いっぱいに広がり、非常に美味しいです。花椒は鼻を突き抜けますが、そこまでピリピリすることもなく、痺れが苦手な人でもなんとか食べられます。本当にしびれが駄目な人は花椒を振りかけなければいいですけどね。スープと麺の相性が抜群でモチモチした麺が濃厚なゴマスープに絡んで、本当においしいです。
個人的には「日清 行列のできるラーメン 担々麺」の方が好きですね。あっちの方がゴマのコクが深く味に深みがありました。この担々麺も充分美味しいので満足しています。
菊水の175°DENO担担麺をおいしいと感じる人は?
・コクのある辛味担々麺が好きな人
・ゴマペーストの香りが強いラーメンが好きな人
・多少調理に手間がかかっても問題がない人
挽肉と一緒に炒める調理法はおいしいですが、調理には手間がかかって少し面倒です。担々麺はスープの種類が多くて手間がかかるのが欠点ですが、その代わりレベルの高い担々麺が多いです。時間がある時に、担担麺を楽しみにしながらゆったりと作りたいチルドラーメンですね。