業務スーパーの業務用米「味一膳」を食べた感想。外国米よりもおいしい？

あまりお米の味にこだわりのない人にとって、毎日のように消費するお米の値段を安く抑えたいところ。私もそのうちの1人。先日、業務スーパーに行って激安価格の業務用米「味一膳」を買ってみましたので紹介します。

単純に「激安国産米ってどうなのかな」と疑問に思っている人も読み進めてみて下さいね。

業務用米って一体何？日本米なの？

業務用米と呼ばれる怒前は、特に銘柄がなく業務用に適したお米だと言われています。特A級などのお米はコシヒカリなどのブランド米が当てはまりますが、これらのお米はご飯だけ食べておいしいお米と言われています。俗にいう「甘みがあってモチモチふっくら」しているお米です。

しかし、業務米に求められているお米は異なります。例えば牛丼屋や中華料理屋などは「硬くて粘らない」お米を求めており、一般家庭と真逆です。また、朝食ご飯無料などご飯の量を売りにしているお店は「そこそこ食べられる安いお米」が求められております。外食ではご飯だけを食べることはなく、おかずが必ずついてきて、ご飯はおかずの邪魔をしないように各店舗によって求めている内容が異なるのです。

「業務用のお米は外国米も混ざっているのか」と疑問に思いますが、どうも日本米がブレンドされている業務用米がほとんど。私が調べた限り、外国米の業務用米は見当たりませんでしたので、外国米が混ざっている業務用米は一般的ではなさそうです。

業務米「味一膳」を食べた感想と外国米との違い

まずは表示を見てみます。玄米種類は「複数原料米」です。複数原料米とは「ブランド」「年度」「産地」がバラバラに混ざりあった米のことを言います。外食産業はコスト削減もありますが、自社の味に合わせるためお米屋さんにブレンドしてもらった「複数原料米」を使うのが一般的です。

販売元の武蔵糧穀は昭和45年創業の歴史あるお米屋さん。徹底した品質管理をし、安心できるお米を出しているとHPで紹介していました。

お米は全体的に小粒であり、白い米も目立ちます。白いお米は高温条件や低日射症などで発生する、高温障害の1つです。食べても害はありませんが、多すぎると味が落ちると言われています。

小粒な米および割れている米も混ざっています。ちなみに中に虫などはいませんでした。安いお米ですが、品質は万全を期しているようです。たまに、管理の甘いお米には虫がついていますよね…。

お米を炊いてみました。炊いた後も小粒な感じですが、ボソボソな印象はありません。水の量は若干少なめがちょうどいいあんばい。

若干割れているお米も目立ちます。カリフォルニア米などの外国米と比較すると、水分が多くみずみずしい印象です。

実際の食感としては、甘みが弱くお米のうま味はあまり出ていないと感じました。しかし、外国米とは違ってボソボソ感じや味が硬い印象はなく、違和感なく食べる事ができました。

外国米の時はおかずと一緒に食べても、お米がまずいと感じる事がありましたがが「味一膳」はおかずと一緒に食べると、よくわからなくなりました。業務米と言われれているだけあって、おかずと食べるいことを念頭に置いており、目立たない程度のおいしくないお米といった印象です。

おいしさランキングを無理やり付けると、味一膳＞カルローズ＞＞オーパスといったところかな。

味一膳のコスパはどうなの？

個人的には「味一膳はコスパがよい」と思いますが、客観的な判断材料としてその他のお米の値段と比較してみました。

味一膳は海外のお米よりは若干高めですが、日本米と比べると格段に安い様です。コスパで考えるのであれば海外のお米が一番ですが、ネットで口コミを調べてみると、賛否両論なので避けた方がいいかもしれません。

味一膳はおいしくはない。でも、安いからリピートしたい

味一膳を食べてみた感想としては「値段相応」といった感じです。ご飯としてはおいしいお米ではないけれども、変な味の癖もありません。単純においしくないお米です。

丼やカレーなどご飯に味が染みて、水分が多くなる料理には向いているお米だと思います。炒飯もご飯がパラパラになって作りやすいですよ。業務米は元々外食産業のためにブレンドしたお米です。おいしいおかずと合わせて食べるのに適したお米だと言えるでしょう。

味一膳は「今はお金が厳しい！」という時に買いたいお米です。家計が厳しくなった時にリピートします。