菊水さっぽろ純連しお味を食べた感想。塩味がきいて油っぽいラーメン
北海道ラーメンの特徴は北日本特有の塩分が高いといわれています。私の知り合いにラーメンマニアが、わざわざ北海道ラーメンを食べに旅行に行ったのですが、どこのラーメン屋も塩っ辛く、とても美味しいと思えなかったと話していました。元々、東京出身の彼は特に合わなかったのかもしれませんが、ネットの評判をみても北海道ラーメンは塩分が高くきついというコメントを多数見かけます。
ところで北海道ラーメンの名店をチルドラーメンとして再現しているのが製麺会社の「菊水」です。菊水は、北海道に本社を構える70年の歴史を誇る製麺会社です。今回は菊水が販売しているさっぽろ純連監修の塩ラーメンを食べてみました。
純連ってどんなラーメン?
昭和39年創業のさっぽろ純連は「こんな美味しいラーメンは初めて食べた」とお客さんを虜にしていき、行列を絶やさない有名店へと成長しました。昭和57年に一度閉店しましたが、翌年に復活し、今でも北海道の名店として君臨しています。
濃厚なラードでスープの熱を閉じ込め、ポークの出汁と玉ねぎの甘みを生かしたスープとプリプリの卵麺が特徴のラーメンです。熱を閉じ込めたスープは最後まで熱々のまま食べられ、こってりしたスープは最後まで飽きがこないで食べることができます。
麺類ランキングで札幌ラーメンが1位と言う事で一昨日食べた純連の塩ラーメン。
ほんとうまい。#札幌ラーメン pic.twitter.com/c4kII2mCQJ
— 大ちゃん⊿ (@mi7788yu) 2019年10月1日
菊水「純連 しお味」栄養成分と原材料
1人前(171g)
カロリー | 504kcal |
たんぱく質 | 14.7g |
脂質 | 20.2g |
炭水化物 | 65.8g |
食塩(麺) | 2.4g |
食塩(スープ) | 6.9g |
食塩が麺とスープ合わせて9.3gとこれまで見てきたチルドラーメンの中で最高に塩分過多ラーメンです。さすが北海道ラーメンといったところでしょうか…ただし、スープを飲まなければ麺の2.4gだけになるので、なるべくスープを飲まずに麺だけ食べれば、ある程度、摂取塩分を抑えることができます。
麺 | 小麦粉、醗酵調味液、食塩、卵白粉末、小麦たんぱく、植物油脂、加工でん粉、かんすい、するびっと、クチナシ色素、打粉 |
スープ | 豚油脂、ポークエキス、食塩、砂糖、菜種油、玉ねぎペースト、でん粉、香味食用油、しいたけエキス、ごま、オニオンエキス、魚介エキス、香辛料、粉末メンマ、調味料、酒精、増粘剤、カラメル色素、香料、香辛料抽出物 |
プリプリの卵麺を想像していたので、麺の原材料に卵黄が入っているかと思いましたが、卵白粉末だけで卵黄はありません。黄色い麺はクチナシ色素で着色しているだけなのかもしれないです…豚油脂はスープ表面の油を再現し、玉ねぎペーストの甘みとポークエキスの豚出汁でスープを表現しています。
菊水「純連 しお味」を調理
1人前「麺1袋、スープ1袋」がセットになっています。麺は原材料に「卵黄」と書かれていなかったのに、黄色いのはなぜなのでしょうか?
麺は中太麺でちぢれています。かなり硬くゴワゴワしているため、コシが強い麺だと想像できます。
麺の茹で時間は2分半との事。野菜をいためてスープで沸かす方法を推奨していますが、作るのに手間がかかりますので通常の器にスープを入れて作る方法を選択しました。
スープは油がかなり多く入っていて、表面に膜を張りそうです。
開封した際、アルコール臭が漂っていた麺は2分半茹でると、アルコール臭が気にならないコシの強い麺になりました。先程のスープに熱湯を注ぎ、麺を入れてトッピングをしたら完成です。
菊水「純連 しお味」を食べた感想
完成はこちら。綺麗な琥珀色したスープにコシの強そうな麺が入っています。
琥珀色したスープの表面には油が膜を張り、熱を逃しません。
プリプリの麺と塩スープの相性は抜群です。ただし、スープは想像以上に塩っ辛いと感じました。ポークエキスの出汁やたまねぎの甘さはかろうじて感じますが、いかんせん塩っ辛すぎて何を食べているのかよく分からない位…。
スープに入れるお湯はむしろ規定より多く入れてしまったので、元々しょっぱいラーメンだったと思います。卵黄が入っていない麺はコシがありプリプリしているため、美味しいです。スープの出汁も悪くありません。いかんせん塩っ辛すぎました。私の口にはあまり合わなかったので、リピートすることはないでしょう。
菊水純連 しお味の口コミまとめ
・塩味、甘味、旨味全て好み。他の醤油や味噌味よりこっちの方が好き。
・菊水特有の麺で本家の硬質麺とは大違い。スープは悪くない。
・一押しラーメンです。塩スープが本当に美味しい。
私の口には合いませんでしたが、スープの評価は高く、かなり評判の良かったです。逆に麺の評価はいまいちで本家の麺とかなり違うと突っ込まれていました。チルドラーメンは往々にして麺の質が悪くなりがちです。賞味期限の関係上、酒精などを入れるためモチモチ麺が難しく、高レベルの麺が入ったチルドラーメンをあまり見かけたことがありません。
菊水純連 塩味は私の好みではありませんが、スープの出汁は悪くなく、口コミなどの評価も高いです。気になる方は、手に取ってみてはいかがでしょうか。
商品名:さっぽろ 純連 しお味
メーカー名:菊水
参考価格:368円
評価:★★☆☆☆