
Wスープの元祖として名前が挙がることの多いラーメン店といえば、中野に本店を構える「青葉」ではないでしょうか。動物系スープと魚介系スープを組み合わせたスタイルは現在では定番になっていますが、その先駆けとして多くのラーメンファンに知られています。1996年前後のラーメンブームでは連日行列ができる人気店となり、その後も各地のラーメンテーマパークや商業施設への出店で話題を集めました。
そんな青葉ですが、これまでにも数多くのカップ麺を監修しています。今回紹介するのは、2023年6月26日に発売された「中華そば青葉 中野本店 濃厚魚介豚骨醤油味」。セブン‐イレブン限定で販売された青葉監修のカップ麺です。

製造元はサンヨー食品。同社はこれまでも青葉監修商品の開発を手掛けてきた実績があり、青葉らしい味わいを再現するノウハウを持つメーカーといえるでしょう。

フタを開けると後入れタイプの調味油が入っています。スープには豚脂、糖類、かつお調味料、ポークエキス、植物油脂、魚粉などを使用。青葉の特徴である魚介と動物系のダブルスープを意識した構成になっています。

1食(101g)あたり461kcal、炭水化物は59.7g、食塩相当量は6.8g。調理方法は熱湯を注いで3分待つだけで、湯量の目安は430mLです。

完成した一杯からは魚介系の香りが立ち上ります。かつお節を思わせる風味が広がり、食べる前から青葉らしさを感じさせます。

まずはスープから。ひと口飲むと、魚介の風味と豚骨のコクが重なり合うWスープらしい味わいが口いっぱいに広がります。魚粉の存在感はしっかりありますが、豚骨のうまみも感じられ、バランスの取れた仕上がりです。
実店舗のスープと比較すると出汁の厚みや複雑さはさすがに及びませんが、青葉特有の魚介豚骨醤油スープの方向性はしっかり再現されています。筆者は過去に青葉のお土産ラーメンも食べたことがありますが、それと比べても雰囲気づくりはかなり上手く、カップ麺としては十分満足できる出来栄えです。

麺は比較的柔らかめで、濃厚なスープをしっかり吸い込んでいます。店舗の麺とは異なるものの、スープとの一体感は高く、カップ麺として最適化された印象。魚介豚骨スープとの相性も良好です。

具材はチャーシューとなるとが中心。味わい自体は一般的なカップ麺の具材という印象ですが、量は比較的しっかり入っており、見た目の満足感もあります。
総合的に見ると、「中華そば青葉 中野本店 濃厚魚介豚骨醤油味」は青葉の世界観をうまく表現した完成度の高い一杯でした。特にスープの出来栄えは秀逸で、魚介と豚骨を合わせたWスープの魅力を十分に楽しめます。実店舗そのものではないものの、青葉らしい味を手軽に味わいたい人にはおすすめできる商品です。
ごちそうさまでした。

