東洋水産コクの一滴「濃厚まろやか味噌」を食べた感想。トロミのついた味噌スープが絶品だった

「カップヌードル」「行列のできるラーメン屋」などラーメンの先駆者として名をはせている日清食品。そんな日清食品のライバル会社も多数ありますが、その一つが東洋水産です。代表ブランドでは「マルちゃん」「麺づくり」といったところでしょうか。

そんな東洋水産が最近力を入れているブランドが「コクの一滴」です。家庭でも本格的ラーメンをリーズナブルに食べてほしいというキャッチフレーズから始まったシリーズですが、売れ行きが好調で2019年7月にはシリーズの種類を1種類増やし5種類になっただけでなく、今までのシリーズも味の向上と賞味期限を21日から30日へと引き延ばす進化を遂げたそうです。

今回は東洋水産コクの一滴「濃厚まろやか味噌」を食べた感想をまとめました。味だけでなく口コミや原材料なども併せて書きましたのでご覧ください。

コクの一滴　濃厚まろやか味噌はどんなコンセプト？

コクの一滴「濃厚まろやか味噌」には様々なこだわりがあります。まず、麺は北海道産「ゆめちから」「きたほなみを」半分ずつブレンドし、2弾熟成した強いコシがある特製ちぢれ麺。スープは豚骨ベースの出汁に北海道味噌を合わせた、濃厚でまろやかなスープに仕上がっているそうです。

コクの一滴は各シリーズによってコンセプトが異なり、以前食べた香味担々麺はコクを効かせたあっさりスープとのことでした。実際に食べてみたらあっさりしすぎていて、担々麺っぽさがなかったんですが…。

今回食べるまろやか味噌味とは異なるコンセプトです。同じブランドですが、全く異なるラーメンを食べると思っていいでしょう。

コクの一滴　濃厚まろやか味噌の栄養成分と原材料

塩分が8.4g。「味噌ラーメンは塩分が高いんだな」と改めて思いました。ですが、塩分8gオーバーはかなり高いですね。カロリーも500kcal弱と非常に高く、高カロリー、高塩分といった非常に体に悪い食べ物だということがわかります。

スープには味噌がベースなのは間違いないですが、ポークエキスとラードが原材料に多く含まれているため、動物系味噌ラーメンという印象です。チキンエキスと野菜エキスも入っていますが、どちらかというと豚を主体にした出汁のようです。

コクの一滴　濃厚まろやか味噌を調理

1人前「麺1袋、スープ2袋」入っています。スープは液体スープの他に粉末スープが入っているようです。味噌ラーメンで2種類スープが入っているのはあまり見たことがありません。結構期待できます。

中太麺の麺はちぢれており、味噌ラーメンのスープとの絡みを意識した麺の作りです。ゆで時間は3分と少し長め。麺が思ったより細いのでゆで時間は短めでもいいかもしれません。2種類のスープを器に移し、270mlの熱湯を入れてスープを完成させた後に麺をスープに投入して完成です。トッピングはネギとチャーシューのみとしました。

コクの一滴　濃厚まろやか味噌を食べた感想

完成はこちら。スープの色は思ったより明るく、思ったより味が濃くなさそうです。

スープの表面はかなり脂が浮いています。原材料に書いてあったラードかもしれません。

コシの強そうな麺は濃厚スープにうまく絡んでいます。味噌の塩っ辛さはあまり感じられず、濃厚スープがまろやかで非常に癖になる味です。麺もコシがありながら、モチモチもしておりスープとの相性が抜群。

スープをよく見ると若干トロミがあり、まろやかさを強調しているだけでなく麺との絡みも非常に助長しています。チルドラーメンの味噌味は塩っ辛さだけが強調されがちで、出汁が良くわからないことが多いです。ですが今回食べたコクの一滴　まろやか味噌は豚の出汁がしっかり感じられ、味噌を強調しながら出汁を生かした素晴らしいラーメンでした。

コクの一滴　濃厚まろやか味噌の口コミ

・もっちり麺にコクのあるスープがよく合って美味しかったです。
・ツルツルのしっかりしたコシのある麺に豚骨ベースの濃厚スープは非常に美味しかったです。
・名に恥じないこってり濃厚スープは非常に美味しかったです。

豚骨濃厚スープは非常に評価が高く、おいしいというコメントが多かったです。チルドラーメンでここまでコクのあるおいしい味噌ラーメンはあまりないと思います。コクの一滴「濃厚まろやか味噌」はこってり系のラーメンの部類に入りますが、あっさり系のラーメンが好きな人でも出汁がしっかりしているので食べやすいでしょう。

商品名：コクの一滴「濃厚まろやか味噌」
メーカー名：東洋水産
評価：★★★★★