
近年は冷やして食べるインスタント麺の種類が増え、夏の定番商品としてすっかり定着してきました。冷水で締めた麺はコシが増し、通常とは異なるおいしさが楽しめることから人気を集めています。
筆者も先日、「サッポロ一番 みそラーメン 焙煎ごまだれ仕上げ」を初めて食べてみましたが、想像以上に麺の完成度が高く驚かされました。冷水で締めたことで袋麺とは思えないほど食感が向上し、口コミで高評価を集める理由にも納得です。

そこで気になったのが、同時期に発売されていた「サッポロ一番 塩らーめん 北海道産ホタテだし仕上げ」です。
公式サイトによると、「サッポロ一番 塩らーめん」の味わいに北海道産ホタテのうまみを加えた風味豊かな塩らーめんとのこと。チキンやポークのうまみに加え、オニオンやガーリックのコク、さらに北海道産ホタテのだしを合わせたスープが特徴とされています。
塩らーめんとホタテだしの組み合わせは相性が良さそうですが、実際はどのような仕上がりなのでしょうか。さっそく試してみました。

スープには食塩、ホタテエキス、香辛料、砂糖、チキン調味料、ねぎ、油脂加工品などを使用。麺はラードと植物油脂で揚げられた油揚げ麺です。

1食(102g)あたり454kcal。炭水化物は63.7g、食塩相当量は6.0g(めん・やくみ1.9g、スープ4.1g)となっています。

調理方法は冷やしと温かいラーメンの両方に対応しています。冷やしの場合はスープを別に作り、茹でた麺を冷水でしっかり締めるスタイル。温かく食べる場合は通常の袋麺と同じく、鍋で麺とスープを合わせるだけです。

今回購入したのは5食入りパック。中には麺、粉末スープ、白ごまが入っています。

まずはスープを冷水で作ります。見た目は淡い黄金色で、塩ラーメンらしい透明感があります。ただ、この時点では期待していたホタテの香りはほとんど感じられませんでした。

今回は冷やしで食べるため、レタス、ホタテ、コーンをトッピングして完成です。見た目はなかなか涼しげで、夏らしい一杯に仕上がりました。

まず印象的だったのは麺の完成度です。
「みそラーメン 焙煎ごまだれ仕上げ」を食べた時にも感じましたが、冷水で締めたサッポロ一番の麺は想像以上に優秀。しっかりとしたコシが生まれ、ツルツルとした喉ごしも楽しめます。
さらに、麺を洗う工程で余分な油が落ちるため、袋麺特有の油っぽさや独特の香りもかなり軽減されています。その結果、通常のインスタント麺とは別物のような食感になり、生麺に近い満足感を味わえました。

一方で、スープについては少し気になる部分もありました。
同シリーズの「みそラーメン 焙煎ごまだれ仕上げ」と比較すると、こちらはインスタントらしい調味料感がやや強め。冷やしていることで多少は抑えられているものの、全体的にチープな印象が残ります。
そして肝心のホタテだしですが、残念ながら存在感はかなり控えめ。商品名から期待していたほどのホタテのうまみや香りは感じられず、言われなければ気付かないレベルでした。
もちろん塩味スープとしては十分に成立していますが、「北海道産ホタテだし仕上げ」というネーミングから受ける期待値には届いていない印象です。
総合的に見ると、「サッポロ一番 塩らーめん 北海道産ホタテだし仕上げ」も温かく食べるより冷やしの方がおすすめです。スープにはやや不満が残るものの、麺の完成度が非常に高いため、全体としての満足度は決して低くありません。

ただし、個人的な好みでいえば、同じ冷やしシリーズなら「サッポロ一番 みそラーメン 焙煎ごまだれ仕上げ」の方が完成度は高く感じました。スープのまとまりや個性という点では、みそラーメンの方に軍配が上がります。
とはいえ、暑い日にさっぱりとした冷やし麺を楽しみたい人には十分おすすめできる一品。サッポロ一番の新しい楽しみ方を知るきっかけになる商品でした。
ごちそうさまでした。
