
2007年に東京23区を対象とした「ミシュランガイド東京」が創刊されて以来、多くの名店が掲載されてきました。日本の国民食ともいえるラーメン店も数多く紹介されており、その影響力は今なお健在です。
そんなミシュランガイドのビブグルマンに、「ちゃん系」として初めて掲載されたのが、東京・新橋に店を構える はるちゃんラーメン です。
「ちゃん系」の定義は明確に定まっているわけではありませんが、2020年頃から登場した中華そば系ラーメン店に「○○ちゃん」という店名が多かったことから、「ちゃん系」と呼ばれるようになったといわれています。
味の特徴について、日清食品の公式サイトでは「昔ながらの中華そばをベースとしながら、麺やスープに一工夫を加え、新たな味わいへと進化させたネオクラシックラーメン」と紹介されています。
そんな「はるちゃんラーメン」監修のカップラーメンが、2023年7月24日に日清食品から発売されました。今回はこちらの商品を実食してみます。

スープには豚脂、食塩、でん粉、植物油脂などが使用されています。

1食(94g)当たりのエネルギーは356kcal。炭水化物は59.9g、食塩相当量は7.3g(めん・かやく2.3g、スープ5.0g)です。

フタの上には「豚の煮干し香味油」が添付されています。

ノンフライ麺の湯戻し時間は5分です。

完成したものがこちら。見た目は非常にシンプルで、あっさりとした中華そばを思わせる仕上がりです。

公式サイトによると「まろやかで優しい塩味をベースに、豚と煮干しの洗練された旨みをきかせたスープ。クセになる味わいです。」とのことですが、実際に食べてみると想像していたよりも優しい味わいではなく、塩味がしっかり効いたスープでした。
豚と煮干しの旨みも感じられますが、主張はそれほど強くありません。「言われれば入っていると分かる」程度の印象です。どちらかというと沖縄のソーキそばに近い味わいで、個人的にはもう少し豚の出汁感が強いほうが好みでした。

麺は、これぞノンフライ麺といったプリプリとした食感が特徴です。良くも悪くもノンフライ麺らしさをしっかり押さえた仕上がりで、食べ始めはやや硬めに感じます。
一方で、時間が経っても伸びにくいため、ゆっくり食べても食感が大きく変化しません。むしろ少し時間を置いたほうが程よく柔らかくなり、個人的には食べやすく感じました。

具材は味付豚ミンチ、メンマ、花形かまぼこ、ネギと比較的充実しています。カップラーメンとしてはかなり頑張っている印象で、日清食品おなじみの謎肉が使われている点も特徴です。
ただし、本店の具材はチャーシュー、白ネギ、メンマが中心のため、再現度という意味では店舗の一杯とは大きく異なります。具材構成については、あまり本店を意識していないように感じました。
商品単体として見れば十分おいしい一杯でした。しかし、「はるちゃんラーメン」を再現した商品かと聞かれると、やや別物という印象です。
ごちそうさまでした。
