
千葉県柏市に本店を構える 王道家 は、濃厚な豚骨と鶏油、強い醤油感で知られる家系ラーメンの人気店です。
今回食べるのは、日清食品から発売された「SUSURUも唸る家系の名店 王道家 豚骨醤油ラーメン」。SUSURUと王道家店主・清水裕正 が監修した一杯で、家系好きとしては期待せずにはいられません。
……だったのですが、結論から言うとかなり厳しい内容でした。

1食(101g)あたり393kcal。食塩相当量は8.6gで、カップ麺としてはかなり高め。商品説明どおり濃い味を意識した設計になっています。

スープ原材料には豚脂、粉末醤油、ポーク調味料、鶏脂などを使用。

さらに特製鶏油も付属しており、家系らしい厚みのある一杯を期待させます。

完成品はこちら。

香りは醤油と鶏ガラが中心。見た目もそれっぽく、ここまでは悪くありません。
しかし、問題はスープです。
ひと口飲んで最初に出た感想は、
「家系というより、しょっぱい鶏ガラ醤油ラーメンでは?」
でした。家系ラーメンは数多く食べていますが、期待していた豚骨の重厚感、鶏の旨み、鶏油による厚み、そして後を引くコクがかなり弱め。正直、“家系らしさ” はかなり薄い印象です。
さらに気になったのが味の方向性。濃厚というより塩気が前面に出ており、旨みより先にしょっぱさが来ます。醤油のキレもそこまで強くなく、豚骨の押し出しも控えめ。
結果として「濃厚家系」ではなく、「味が濃い醤油スープ」に寄ってしまっているように感じました。しかも鶏ガラの風味がどこか昔ながらのカップ麺らしい方向で、王道家らしい荒々しさやパンチはほぼ見当たりません。
正直、目隠しして出されたら王道家監修とはまず気付けないと思います。

一方、麺はかなり優秀。
プリッとしたノンフライ麺はコシがあり、ツルツル食感も良好。さすがにお店のようなモチッとした弾力や密度感まではありませんが、ここは普通に評価できます。むしろ今回一番満足度が高かったのは麺でした。

逆に残念だったのは具材。
大豆加工肉は食感・風味ともに物足りなく、存在感はかなり弱め。さらに家系ラーメンの相棒ともいえる海苔が入っていないのも気になりました。
家系で海苔なしは、個人的にはかなり痛いポイントです。
総評としては、
麺:良い
スープ:家系としてはかなり疑問
再現度:厳しい
という印象。
カップ麺単体なら食べられます。
ただ、「王道家監修」「SUSURU監修」「家系の名店」という看板を背負っていることを考えると、期待値には全く届きませんでした。
以前、清水氏本人も動画内で「お湯を入れるだけで店の味を再現するのは難しい」と話していましたが、それを差し引いても今回は“王道家らしさ” がかなり見えづらい仕上がり。
個人的には、王道家監修の家系カップ麺というより、濃い味の鶏ガラ醤油カップ麺という印象が最後まで変わりませんでした。
期待が大きかっただけに、かなり惜しい一杯です。
ごちそうさまでした。
