とみ田を意識?日清「ドロラ王 魚粉、ザラザラ、魚介豚骨」はカップ麺の常識を覆すか?

2.5

中国から伝わったラーメンですが、現在は様々な種類が生まれています。その中のひとつである「魚介系豚骨」は、今やトップレベルの人気を誇る味付けです。

2023年5月15日に発売された日清の「ドロラ王 魚粉、ザラザラ、魚介豚骨」も、まさにその魚介系豚骨味。「ドロラ王」シリーズの第2弾として、満を持してこのメジャージャンルに殴り込みをかけてきました。ちなみに第1弾は「こってり鶏白湯味」で、こちらは「天下一品」を意識したような味わいでしたね。実際に天下一品のカップ麺と食べ比べしてみましたが、非常によく似ていたのを覚えています。

今回は「魚粉・ザラザラ・魚介豚骨」ということで、「とみ田」「頑者」「六厘舎」といった名店を意識しているのかもしれません。筆者は「とみ田」と「六厘舎」をお店で食べたことがあるので、そのあたりの味をイメージしながら実食してみます。

カロリーは1食(133g)当たり476kcal。炭水化物は75.3gで、食塩相当量は7.9g(めん・かやく2.9g、スープ5.0g)です。

中にはスープが2種類と魚粉が1種類、そして特製チャーシューがカップに入っていました。粉末スープを入れた後に、液体スープを入れる手順のようです。魚粉は食べる直前に後入れします。
公式HPによると、「ドロっとした豚骨スープに魚粉のうまみを加えたコク深い味わいが特長です。『あとのせ魚粉』を加えれば、ザラザラとした質感のスープと麺がよく絡み、やみつきになる一杯に仕上がります」とのこと。この奥深いスープを表現するために、2種類のスープが必要だったのでしょう。

スープの成分には、ポークエキス、糖類、しょうゆ、豚脂、魚粉、ポーク調味料などが使用されています。

麺の待ち時間は5分。できあがりは、いかにもワシワシとした食感を思わせる見た目です。

完成した一杯からは、これぞ魚介系豚骨ラーメン!という良い香りが漂ってきます。

スープの「ドロさ」は思ったほどではなく、少しとろみがあるなというレベル。味はまさに王道の魚介豚骨です。豚骨の旨味がしっかりと出ていて、魚粉とも見事にマッチしています。ドロっとした質感のなかに、少し小麦由来のような風味も感じられますが、違和感はまったくありません。
個人的には、魚粉の量がやや少なめなのが少しもったいないと感じました。もう少し魚粉と豚脂が多ければ、さらに化けた気がします。それでも、カップラーメンでここまで表現できたことには驚きです。魚介豚骨系のインスタントはハズレも多いですが、これは非常によく作り込まれたスープだと感じました。

ワシワシとした食感の麺は、お店のクオリティを思い出させるような舌触りで、かなり好印象です。もう少しモチモチ感があればなお良かったですが、ノンフライ麺でそれを再現するのは難しいため、かなり健闘している方だと思います。コシも十分にあり、美味しい麺でした。

具材のチャーシューは1枚だけなので、よくある安価なカップ麺と同じかと思いきや、良い具合に脂がのっています。乾燥チャーシューとは思えないほどジューシーで、かなり美味しいです。正直、今回の実食で一番驚いたポイントかもしれません。

今回、日清の「ドロラ王 魚粉、ザラザラ、魚介豚骨」をいただきましたが、麺・スープ・具材のどれもがハイレベルで驚かされました。あと一歩、パンチが効いていればさらに好みの味だったと思います。
とはいえ、少なくとも「第1弾のドロラ王」や、セブンプレミアムの「とみ田監修 純粋豚骨らぁめん」よりは、個人的に間違いなくおすすめできる一杯です。値段は398円(税抜)と少々お高めですけどね……。

ごちそうさまでした!



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