
滋賀県のご当地ラーメンとして誕生したのが「湖国ブラック」です。地域を代表する新たなラーメンを目指して考案されたご当地メニューで、定義も細かく定められています。
主な条件は、「県内産のたまり醤油を使用すること」「清湯スープであること」「背脂を入れること」「中太ちぢれ麺を使用すること」「数量限定でも毎日提供できること」「長く提供を続けられること」「大きめの巻きバラチャーシューを使用すること」「麩を使用すること」など。ご当地ラーメンとしては珍しく、しっかりとしたルールが設けられています。
そんな湖国ブラックをカップ麺で再現したのが、寿がきやの「全国麺めぐり 滋賀湖国ブラックラーメン」です。
今回は、どこまで本場の味を再現しているのか気になり、実際に購入して食べてみました。

今回の商品は、滋賀県の人気ラーメン店3店舗の店主が監修しているとのこと。かなり力の入った商品であることが伝わってきます。

スープには、しょうゆ、動物油脂、チキンエキス、ポークエキス、砂糖、煮干エキスなどが使用されています。

1食(120g)当たり396kcal。炭水化物は57.6g、食塩相当量は7.0g(めん・かやく2.2g、スープ4.8g)です。

ノンフライ麺の湯戻し時間は5分。カップの中には麺のほか、液体スープと後入れかやくが入っています。

完成したのがこちら。名前のとおり、スープは真っ黒で見た目のインパクトは抜群です。

まずスープを飲んでみると、たまり醤油の濃厚な風味がしっかり感じられます。見た目はかなり濃そうですが、実際には背脂のコクと動物系の旨みがうまく調和しており、後味は意外なほどすっきりしています。
さらに、チキンやポークの旨みに加え、ほのかに香る煮干しの風味がアクセントとなり、単調にならない味わいに仕上がっています。たまり醤油の力強さを活かしながらも、全体のバランスが良く、完成度の高い醤油スープだと感じました。

麺は弾力のあるノンフライ麺で、しっかりとした歯応えがあります。スープとの絡みも悪くありませんが、個人的にはもう少しもちもちとした食感の方が、このスープには合っていたように思います。

具材の特徴でもある丸いお麩は、形が崩れにくく、スープをほどよく吸ってくれます。柔らかくなりすぎることもなく、食感も良好。たまり醤油と背脂の旨みを吸い込んだお麩は、この商品の大きな魅力の一つといえるでしょう。
全体としては、たまり醤油と背脂のコクをしっかり活かした完成度の高いカップラーメンでした。本場の湖国ブラックを食べたことがない方でも、その特徴を十分に味わえる一杯です。滋賀県のご当地ラーメンに興味がある方や、濃厚な醤油ラーメンが好きな方にはおすすめできる商品でした。
ごちそうさまでした。
