
1976年より販売開始された日清食品のU.F.O.ですが、喉ごしの良い麺と濃いめのソースとの相性が非常によく、発売から50年を迎えた現在でも根強い人気を誇っています。
そんなU.F.O.シリーズの中でも、今回は過去に発売された「日清焼そばU.F.O. 大盛 ハワイアンガーリックシュリンプ味焼そば」を改めて振り返ってみたいと思います。発売当時、公式サイトでは「バター醤油にガーリックをたっぷりと加えた濃厚な味わいのソースは、エビのうまみや焼いた殻の香ばしい風味が特長」と紹介されており、海老好きとしては非常に気になる一品でした。

この「ガーリックシュリンプ味」という商品名を見た時、どこかで聞き覚えがあると思ったのですが、2023年1月にはライバルメーカーのペヤングからも「ガーリックシュリンプ味」が発売されていましたね。
あちらは塩ベースの味付けだったため方向性こそ異なりますが、「ガーリックシュリンプ」をテーマにしたカップ焼そばという点では共通しており、発売当時は自然と比較されることも多かったように思います。

ソースには植物油脂、しょうゆ、糖類、にんにく、たんぱく加水分解物、食塩、魚介調味料、えび調味油などが使用されていました。商品名から受ける印象以上に海老の風味を重視した設計になっている印象です。

1食(146g)当たり658kcal。炭水化物は86g、食塩相当量は6.2gと、大盛サイズらしく食べ応えのあるボリュームでした。

カップの中には液体ソースとかやくが入っています。かやくの中心は小海老で、見た目はシンプルな構成です。

湯戻し時間は3分。U.F.O.独特のストレート麺は、もっちりとした弾力がありながらもツルっとした喉ごしが特徴で、この麺を楽しみに購入している人も多いのではないでしょうか。

完成品はこちら。ソースの香りは非常に食欲をそそりますが、見た目だけでいうと海老の存在感はやや控えめです。具材を探してみても、小海老がところどころ見える程度でした。

実際に食べてみると、醤油ベースの海老ソースは海老の殻の香ばしさもしっかり感じられ、海老味噌を思わせる濃厚な味わいが印象的です。バターのコクも加わることで奥行きのある味に仕上がっており、非常に完成度が高いと感じました。
また、この濃厚なソースとU.F.O.独特のストレート麺との相性も抜群です。ガーリックシュリンプ味という名称からニンニクの強烈なパンチを想像していましたが、実際にはニンニクは脇役で、主役はあくまでも海老の旨味でした。
一方で、ペヤングのガーリックシュリンプ味は塩ベースでペペロンチーノのような味わいだったため、同じシュリンプ系でもかなり印象が異なります。あちらは桜エビの風味が前面に出ていましたが、こちらは海老味噌系のパスタを連想させる濃厚な路線で、両者はまったく別物と言って良いでしょう。

気になったのは具材です。海老そのものはかなり小さく、量も決して多くありません。キャベツも申し訳程度に入っている印象で、ソースの完成度が高いだけに少し物足りなさを感じました。
個人的には、ペヤングのような桜エビを追加したり、小海老とのダブル仕様にしたりすれば、さらに海老の風味や満足感が増したのではないかと思います。もし小海老と桜エビの組み合わせだったら、かなり魅力的な商品になっていたかもしれません。
総合的に見ると、ソースと麺の完成度は非常に高く、海老好きなら一度は試してみたくなる味わいでした。一方で、具材の存在感にはやや不満が残ります。とはいえ、カップ焼そばとしての満足度は十分高く、特に海老味噌系の濃厚な味わいが好きな方にはおすすめできる一品だったと思います。
ごちそうさまでした。

