熊本黒ラーメン「好来(ハオライ)」を食べた感想。黒マー油はおいしいけどスープと麺はいまいち
ご当地ラーメンは日本には数多く存在しています。有名どころだと博多ラーメンや札幌ラーメンなどが当てはまります。熊本ラーメンもご当地ラーメンの1つです。特徴は豚骨ベースの白濁スープと細麺、その上からガーリック風味の黒マー油でたっぷり浸します。黒マー油はガーリック風味とあって、好き嫌いがわかれるところですが、こってり系が好きな人にはたまらないラーメンです。
今回は熊本ラーメン「好来(ハオライ)」を取り寄せて食べてみました。味だけでなく原材料なども含めて記事にまとめました。
熊本黒ラーメン|好来はどんなラーメン?
好来ラーメンは、昭和33年創業の歴史あるラーメン屋です。熊本で非常に人気が高く、ラーメンWalker 九州 2019 熊本ランキング堂々の3位です。
神奈川に本店を持つ「なんつっ亭」の創業者が修行したお店としても有名ですね。
メニューはラーメン(600円)のみと一杯のラーメンに自信を持っています。もやしやチャーシューなどのトッピングに優しい味の豚骨スープ、スープに絡みやすい細麺とシンプルな内容にガーリックの香ばしい匂いを漂わせる、黒マー油をラーメンにたっぷりかけます。一杯の量も麺が250gと非常に多く、並盛が大盛といった感覚に陥るそうです。
熊本県人吉市の好来ラーメンで、ラーメンをいただきました。メニューはラーメンのみ。600円でこのボリューム! pic.twitter.com/bAJE56YVH7
— ねこねこわーるど本家 (@neko2world) 2016年10月22日
熊本黒ラーメン|好来の原材料について
麺 | 小麦、小麦たんぱく、還元水飴、食塩、加工でん粉、酒精、かんすい |
スープ | 食塩、畜肉エキス、砂糖、蛋白加水分解物、香辛料、しいたけエキス、調味料、加工デンプン、酒精 |
黒マー油 | 食用ごま油、にんにく、ラード、食用菜種油、しょうゆ、香辛料抽出物、酸化防止剤 |
スープは珍しいくらい、食品添加物の品目が少ないです。畜肉エキスが一番最初に書かれていないところを考慮すると、あまりこってりしたスープではないのかもしれません。黒マー油はにんにくとラードを混ぜたにんにく油といった印象を持ちます。
熊本黒ラーメン|好来を調理
1人前「麺、スープ、黒マー油」の3種類がセットになっています。マー油がスープと別になっているのは珍しいと思いました。
麺は細麺で形は四角。四角い麺の方がスープに馴染みやすいのでちょうど良いです。匂いを嗅いでみたら、アルコール臭がしました。おそらく原材料に入っている酒精が影響しているのでしょう。
調理方法によると、麺のゆで時間は30秒~1分だそうです。
今回は2人前を調理するのでゆで時間は、2分程度と少々長めにしました。
器にスープと黒マー種を入れてみました。スープは豚骨臭がして美味しそうですが、真っ黒なガーリックが良い塩梅をもたらしているような気がします。
スープにお湯を入れてみました。黒マー油がスープ表面に張っているため、お湯が冷めることありません。それにしても見た目は真っ黒です。黒マー油が膜を張っているスープに麺を入れて、トッピングをしたら完成です。
熊本黒ラーメン|好来を食べた感想
出来上がりはこちら。黒マー油が器いっぱいに広がっています。
麺を入れても黒マー油の存在感は抜群です。
細麺には黒マー油とスープがうまく絡みあっています。麺は長めにゆでたせいか、若干のびています。モチモチして黒マー油と絡み、これはこれでおいしいです。黒マー油もガーリックの香りが漂い、食欲をそそります。
ただし、スープの旨みは全くありません。薄いというよりか旨味が全くない印象です。そのため、スープが非常に軽く、とんこつラーメンを食べている印象は全くありませんでした。濃厚で優しい味を持っている本家のラーメンだったら黒マー油と相性ばっちりだと思いますが、チルドタイプは薄くて軽いスープなため、ガーリック風味しか感じられず残念な味になってしまいました。
熊本黒ラーメン|好来はおすすめできない
恐らく本家の黒マー油 豚骨ラーメンは濃厚スープとガーリックが相まって、癖になる味だと思います。残念ながらチルドラーメンでは濃厚スープの再現はできず、ガーリックの風味のみが口に残る結果となってしまいました。
また、今回のラーメンは1箱2人前で578円と非常に高額です。この価格と味だったら町の中華屋さんで醤油ラーメンを食べたほうがよっぽどましです。ここまでコスパが悪い商品は久しぶりに見ました。とてもおすすめできないラーメンです。
商品名:熊本黒ラーメン「好来(ハオライ)
参考価格:578円
評価:★★☆☆☆