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銘店伝説「中華蕎麦とみ田」を食べた感想。まずいのでおすすめできない。

千葉県の名店といえば「中華蕎麦 とみ田」です。現在は食券ですが、食券機が導入される前は日本一行列ができる店で有名でした。行列はなくなりましたが、食券を購入後、4時間は待たないと食べられないので人気は変わりません。

そんなとみ田ですが、チルドラーメンとしてアイランド食品の銘店伝説シリーズで販売されています。日本一のラーメンを手軽に食べられたらうれしいですね。実際に食べてみました。


「中華蕎麦 とみ田」のラーメンの特徴

チルドタイプのとみ田をレビューする前にとみ田ラーメンについて簡単にまとめました。

とみ田は店主の富田治さんが大勝軒の創業者山岸一雄さんの弟子である田代浩二さんに師事し、2000年よりこうじグループとして働き始めました。2006年より独立し、千葉県松戸市に1号店をオープンさせます。現在は中華蕎麦「とみ田」「雷本店」「富田食堂」「松戸富田製麺 三井アウトレット木更津店」「松戸富田製麺 ららぽーと TOKYOBAY」など店舗を展開。

富田氏は修行前は包丁すら握ったことない、料理に関してはずぶの素人だったそうです。住み込みの修行で死ぬ気で頑張り、ラーメン作りを極めていきました。富田氏いわく「うまいのは当たり前。礼儀など徹底的に磨き、ファンになってもらわなければお店は成り立たない」という熱い気持ちを持った方です。

中華蕎麦 とみ田の味と口コミ(ラーメンデータベースより)

写真参照元:ラーメンデータベースより

とみ田といえばつけ麺です。銘店伝説のとみ田もつけ麺となっています。まず、スープの特徴は粘度が非常に高く、魚介風味が優れています。麺はコシがありながらもっちもっちの食感。スープと麺の相性は抜群です。ラーメンデーターベースの平均点数も95点と非常に高評価でした。いくつか口コミを紹介します。

・麺のコシ、魚介つけ汁の濃厚な旨味、洗練されたチャーシュー、丁寧な接客とまさに完璧。
・スープは、ドロリとした粘度のある濃厚な魚介豚骨!一言で言ってしまえば、魚豚であるが、やはりこちらのスープは格別ですね。
・とにかく文句なしにおいしい麺だということは確か。
・キング・オブ・ド濃厚豚魚つけ麺。

濃厚ドロドロでモチモチのコシのある太麺がしっかり絡み合っているようです。どれも高評価ばかりで非常にレベルの高いつけ麺だということが分かります。



中華蕎麦 とみ田の直営店に行ってみました(東池袋ROZEOは閉店→テラスモール松戸に移転)

 

東池袋ROZEOは閉店しました。その後、テラスモール松戸3階フードコート内に移転する形で「松戸富田麺桜」がオープンしています。

参考記事:テラスモール松戸「松戸富田麺桜」の混雑状況&特製全部載せつけ麺食レポ。混んではいるが待ち時間は短め?

閉店してしまった「東池袋大勝軒ROZEO」ですが、参考の為に当時の様子を記載したままにしています。

とみ田直営店の「東池袋大勝軒ROZEO」を食べてみることにしました。本当に味を似せてきているのか比較のためです。ちなみに本店の「中華蕎麦 とみ田」と比較して「東池袋大勝軒ROZEO」はあっさりしたスープになっているそうです。今回は「大盛420g 910円」を注文しました。

席に着いて約15分後、もりそばが到着。麺はストレートの太麺。モチモチしており、コシがありそうな麺です。魚介のいい臭いが漂ってきます。

スープはややサラッとしているものの、ドロドロの魚介豚骨スープです。本店のとみ田の方が年度は高いと思いますが、チルドタイプと大きく異なります。魚介の香りもプンプン漂いかなりおいしそうです。

分厚いチャーシュー3枚入っていました。

食べてみると麺はコシがありもちもちとしていて、とても食べ応えがあります。硬さもばっちりです!ドロドロスープは魚介の味がしっかりしており、とても濃厚。驚くほど麺に絡み、かなりおいしいです。これでもとみ田本店よりはあっさりしているとは思いますが、私は十分すぎるほど満足できました。

おいしかったので、スープも全部飲んでしまいました。濃厚なダシも出ていて、麺の腰もいうことなく、するりと食べられるおいしさがあります。癖になってしまってまた来たくなってしまう味ですね。



銘店伝説「中華蕎麦 とみ田」の栄養成分と原材料&食べた感想

1人前麺150g スープ60g

カロリー549.6kcal
たんぱく質36.9g
脂質9.7g
炭水化物78.8g
食塩8.8g

原材料
【麺】小麦粉、還元水飴、小麦たん白、食塩、卵白、加工澱粉、酒精、かんすい
【たれ】醤油、ラード、ポークペースト、砂糖、還元水飴、ポークエキス、鰹節粉末、食塩、醸造酢、ポークコラーゲン、ゆず果汁、鯖節粉末、酵母エキス、煮干粉末、唐辛子、酒精、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工澱粉、キサンタンガム)、カラメル色素、乳化剤、(原材料の一部に小麦、大豆、鶏肉、豚肉、ゼラチン、さばを含む)

パッケージにはしっかりと富田氏の写真が載っています。値段はスーパーで298円(税抜)で販売していました。とみ田本店は並盛900円なのでかなりの価格差です。

パッケージの中身を空けてみると、麺1袋、スープ1袋のセットになっています。麺の量は1人前150gと本店の250gより100g少ないです。2人前で丁度良い量になります。麺の太さはとみ田を意識してか、太麺でゆで時間は7分と通常のインスタント麺より長目ですね。気になるところは本店がストレート麺に対して、こちらはちぢれ麺です。麺の時点で違いがあるように思えます。

今回トッピングは海苔、ゆで卵、ばら肉にしました。ばら肉はチャーシューの替わりにするので軽く醤油で炒めます。スープは1人前で沸騰したお湯100mlを使用します。なお、一度お湯で溶かしたスープをフライパンに移して軽く沸騰させたほうがおいしいです。

最後に麺をゆでます。鍋いっぱいに入った水を沸騰させて大体7分くらいゆでます。ゆで終わった麺はざるに移して水でしめます。最後にトッピングをスープに加えて完成です。

完成しました。まず、スープに粘度が全くなく、魚介風味や動物性脂の匂いが全くしません。麺も縮れており、色も全粒粉を使用した本店とかけ離れています。

一口食べるとほのかに柚子が入っているのがわかります。なるべくお店に似せようとしたのか、魚粉はかなり入っています。残念ながら麺にモチモチした食感や全粒粉のおいしさはなく、プリプリした普通のチルドラーメンの麺になっています。コシがあるのかどうかも不明なレベルです。スープは予想通り年度が全くなく、麺に絡みません。

正直言って、全くおいしくないつけ麺でした。こんなレベルだったら100円のつけ麺の方がましです。



結論:銘店伝説 中華蕎麦 とみ田はまずい

今回食べたアイランド食品「銘店伝説 中華蕎麦とみ田」の感想をまとめました。

・味は何とか似せようと努力している
・銘店伝説 中華蕎麦とみ田は魚粉を多く使っている為、魚粉好きにはいいかもしれない
・銘店伝説 中華蕎麦とみ田の魚介のコクや香りは全く感じられない
・銘店伝説 中華蕎麦(とみ田)はモチモチ感がほとんどない
・銘店伝説 中華蕎麦(とみ田)は人工調味料の味がする

今回の食べてみて分かったことは、銘店伝説 中華蕎麦とみ田は本店と全く異なる製品です。スープと麺は色は似せていますが、味は全くおいしくなかったので、今後のリピートはないでしょう。

商品名:銘店伝説 中華蕎麦とみ田
メーカー:アイランド食品
参考価格:360円
管理人おすすめ度:★☆☆☆☆





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